原発論アンケートTen!!

〈雪月花への核ごみみそぎ〉列島運動

FAX 045-319-0920

原発どうする会本部

(や) 哺乳類の歯と、爬虫類の歯は、異質である。が、今のひろい意味の生理学において、その異質性への注意が、薄い。結果、あらうことか、爬虫類の歯に適した技術が、われわれ哺乳類たる人間の歯に対し、行はれてしまつてゐる。のに、そのことへの警告が、今の社会において、意図的に弱められてゐる面もある。以下、一般の人には、文章と文章の意味が届きにくい、新しい医学の教科書のなかから、警告部分を、そのまま引用しておきます。

(西原克成『顔と口腔の医学~生命(いのち)と病気(やまい)の謎をミトコンドリアと生体力学(バイオメカニクス)で解く』医歯薬出版2009年・75~77ペより) 哺乳類の歯は, 形態学的にきわめて特殊な器官として, 前世紀 (19世紀…山田註) の中葉から解剖学者, 動物学者の注目を集め, 当代一流の学者が競って研究した. 哺乳類の歯は, 食性に対応して歯冠と歯根の形が決まるという特性がある. これは骨のもつ機能適応形態のWolffの法則と同様の経験的法則性ということができるが, 従来これは法則として扱われたことがなかった. 歯根も歯冠も力学対応して形を変えるシステムを骨と同様にもっていることを意味するが, この特性は骨性癒着の歯, すなわち爬虫類の歯にはない. 最適形状システムには歯周靱帯が必須なのである.
爬虫類の歯は一般に同形歯・多性歯で骨性癒着する. 歯と骨とはヤング率とポワソン比が異なるため, 反復荷重下や温熱刺激下で癒着部が破断し, 抜け落ちると, 待機していた歯がすぐに萌出する. 現代世界中の歯科と整形外科で行われているインプラントは, まさにこの爬虫類の歯のシステムである. 金属性のインプラントが折れにくいために, ヤング率とポワソン比の違いから, その周囲骨が力学刺激によって滝壺状に破壊される.
比較解剖学と古生物学の体系をうちたて, 比較解剖学の原理として従属の原理と相関の原理を発見したキュヴィエ (Cuvier) は, 歯は生命に最も本質的器官であり, したがって歯を見れば, その動物の内臓の形から, 頭蓋の形, 脊骨, 手足の爪に至るまで, 形が正確に推察できると述べている.
リンネ (Linne) は開業医を続けるかたわら動植物の分類を研究し, 二名法により分類学を完成させた. 混乱していた動物学において, 脊椎動物を独立させ, そのなかで哺乳類を分離, 独立させた. この分類の基準が歯であった.「骨化の程度は異なるが骨性の脊柱をもつ脊索動物」が脊椎動物の定義であるから, 骨か軟骨が, この宗族を定義する器官ということである.
また,「長ずると咀嚼を行う器官に変容する哺乳のシステムをもつ脊椎動物」が哺乳類であるから, 咀嚼を行う歯, すなわち異型性の釘植歯と単一の顎関節をもつ顎が哺乳類の定義器官である. 吸啜とそれに続く物を砕いて食べる咀嚼という食べ方が, なんとこの宗族を規定する唯一の行動様式なのである. 有胎盤のサメや恒温性の大型恐竜の存在を思い起こせば, 哺乳類の特徴的仕組みは長ずると咀嚼に変容する吸啜のシステムしかないことがわかる. 母乳を吸啜しないかぎり子は育たず, 長ずると物を砕いて食べないかぎり, エネルギー代謝の革命的向上は起こりえないのである.

(や) ありふれた経済のひとつひとつについて、それがほんたうに、自分や自分たちの健康平和生活のためになるのか。それを検討していくことが、現代の養生には、欠かせません。養生を目的とし、経済を再編すべし。それがこれからの、健康平和な革命です。

« »